親知らずとは?

歯並びの一番奥から生えて来る歯

親知らずとは、第三大臼歯、つまり前歯から数えて8番目の歯のことです。
まっすぐ生えており、お口の健康に悪影響をおよぼさない場合には、他の歯と同じように、咀嚼を支えてくれる歯となります。ただ、他の歯より大きく遅れて生えてくること、歯ブラシが届きづらいことなどから、様々なトラブルの原因になりやすい歯でもあります。
そのようなトラブルを起こしている場合、または将来的にトラブルを起こすことが予想される場合には、親知らずの抜歯が必要になります。

親知らずを抜いた方がいいのは、こんな場合

  • 親知らずを原因として、歯茎の痛み・腫れ・炎症を起こしている場合
  • 親知らず、またはその手前の歯がむし歯になっている場合
  • 親知らずの圧迫によって、歯並びに影響が出ている場合
  • 歯ブラシでの清掃が困難で、むし歯・歯周病の原因となりそうな場合、など

上記のような場合には、基本的に抜歯をおすすめします。注目していただきたいのは、必ずしも症状があるとは限らないという点です。

まずは親知らずの状態を把握しておきましょう

親知らずは、10代後半から20代前半に生えてくることが多いものの、生えてこない(埋まったまま)ケース、中途半端に生えるケース、そもそも存在しないケースもあります。
1つ手前の第二大臼歯が14歳ごろまでに生えそろうことから、「親知らずが生えているのか生えていないのか知らない」という方も多いのではないでしょうか?

痛みや腫れといった症状がすでに現れている場合はもちろんですが、症状がない場合にも、20歳ごろに一度親知らずの状態を調べてもらいましょう。

親知らずを残しておくことのメリット

まっすぐ生え、お口の健康に悪影響を及ぼさない場合には、親知らずを残しておくことができます。咀嚼を支える1本の歯として、他の歯と同じように機能してくれます。
また、将来的に、以下のような方法で活用できることがあります。

歯の移植(自家歯牙移植)

歯を失った時に、親知らずを“提供歯(ドナー歯)”として、移植に活用できることがあります。

ブリッジ、部分入れ歯

親知らずの手前の歯を失った時、ブリッジや部分入れ歯を支える歯として、親知らずを活用できます。

親知らずの抜歯の流れ

1.カウンセリング

症状の有無、全身疾患・アレルギー・服用中の薬などをお尋ねします。

2.検査

口腔内検査、レントゲン検査などを行って、親知らずの状態を詳しく確認します。

3.診断

検査の結果、親知らずの抜歯が必要と診断し、患者さんにご同意いただけましたら、次のステップに進みます。

4.麻酔・抜歯

局所麻酔をかけ、親知らずを抜歯します。歯茎を切開したり、歯を砕いてから取り除くこともあります。当院では、表面麻酔、電動注射器、極細の針を活用し、麻酔注射そのものの痛みも軽減できるよう努めています。

5.縫合

抜歯が終わりましたら、最後に、必要に応じて縫合します。

6.翌日の消毒

抜歯翌日、患部の確認、消毒のためにご来院いただきます。

7.1週間後の消毒

抜歯1週間後、患部の確認、消毒のために再度ご来院いただきます。
縫合した場合、この時に抜糸いたします。

〒640-8203
和歌山県和歌山市東蔵前丁39 キーノ和歌山3階

駐車場:和歌山市駅駐車場(279台)

お気軽にお問合せください

休診日:日曜・祝日

<診療科目>
一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科
審美歯科、予防歯科、ホワイトニング
PAGE TOP